専業主婦の徒然ぐさ

中学時代からン十年書き溜めた日記と画像を見ながら書いています

母の秘密兵器はダンナ、私も便乗した

  みなさん、こんにちは。
 
 投資、特に株式、投信で失敗続きだった母、なんとか損した分を挽回しようと私らの家にお金を出してくれました(無理矢理)。私らの家が値上がりしたら、それまで自分が損した分はチャラになると、考えていたようです。なんとなくわかる気もするのですがー(「家をかったら母がしゃしゃり出た」を参照ください)。

 家買った後、バブル期がまだ続いていたので確かに母の期待通り、八桁くらい価格が上昇しましたが、それもバブルがはじけた途端急降下。価格が上がった時、母まるで鬼の首を取ったように私に電話かけてきては自慢「ほら、私の言ったとおりでしょ」してましたがー、、、私「あのね。物件探してきたの私だからね」と、云いたいのこらえて母に迎合してました(私も、価格上がって悪い気しなかった)。

 でも、急降下すると全く電話がかかってこなくなり、母あきらめて今まで損した件、父に伝えたそうです(バブルがはじけた以上、「もう戻らない」と観念したらしい)。でも母「喉元過ぎれば熱さを忘れる」で、ほとぼりが冷めやらぬうちから、また投資の虫がムズムズと騒ぎだしました。

 ちょうどそのころ、うちのダンナも「自分にお金を出してくれる」スポンサーを探してた。ダンナ将来、年金と退職金だけでは暮らしていけないと考えてた。それよりも、ダンナ四十半ばでリタイヤ―する(サラリーマンをやめて、悠々自適に暮す)計画をたてており、そのためにどうしても投資してお金を増やす必要があった。

 それでダンナ、実家に「お金」を頼ったのですが、「株式なんてギャンブルと同じ、そんなものに出すお金はない」と、断られて敢え無く撃沈。でもダンナの実家、義妹(ダンナの妹)の習い事の師匠にうまいことそそのかされてー「この株(その師匠が「買ったら良いよ」とすすめている株)が上がらなければ、自分(師匠)の首をかけていもいい」とか言ったそう(義父に直接聞いた)ー、かなりの額を師匠推奨株に投資してた。それで、ダンナに出す「お金」がなかった。

 あとでそのことがわかってダンナ嘆いてた「実の息子より、赤の他人、しかもずぶの素人の話を信じるなんて!」。その師匠、バブル期にいたるところに出現した「にわか投資家」で、株は全くの素人。しかし、不思議なものです。ダンナの実家が購入した師匠株は一旦大幅に下がりましたが、アベノミクスで復活したのです。

 ダンナのスポンサー探しの話を聞きつけたのがうちの母(私が何かのついでに言った)、ダンナが言う満額出しましょうと、条件として10年での全額返済と、ダンナが買った銘柄を全て自分(母)に教えること。つまり母、うちのダンナと全く同じ銘柄の株を購入しようと決意し、本当に実行した。

 母ちょうど満期になる定期があってどこに投資しようかと迷ってた。ダンナ、やはりお年寄りを惹きつける不思議な力があるようです(母もお年寄り)。
 
 ローン以外に、借金するのは苦しかったけどー、私も若かったせいもあり「ダンナにかけてみよう!」と。今ならどんでもない「おとうさん、やめて!」と。それからン十年後、結果はうまくいきました。つまり、母もダンナと同じ銘柄を買って儲けました。母は今でもその株を持ち続けています(いくらかは売却しましたが、分割分割で増え続けている)。

 それで私、当時(母がダンナと同じ株で儲け始めたころ)どうしても新しいピアノが欲しかった。実家からピアノを持ってきてたけどン十年以上弾いているとやはり音が悪くなるし、調律師の方が「もう寿命だ」と。で私もダンナに相談してダンナと同じ銘柄の株を購入した。結果、すごくいいアップライトのピアノが買えました。

 おかしなもので、ダンナこれで母の絶大な信用を得た。お金の力は大きいですね。勿論、借りたお金をきっちり返したこともあります。母それでやめておけばよかったのですが、ダンナで儲けた分をまた別の金融商品の投資して(お友達や証券会社の推奨銘柄)損してます。でもトータルでどうなってるのか分かりません(母、教えてくれません)。

 母、今では「あんたホントに良い人と結婚した」と、口癖のように言います。
なんかダンナ自慢になりましたがー、私が言うのはおかしいですが不思議な人です。