専業主婦の徒然ぐさ

中学時代からン十年書き溜めた日記と画像を見ながら書いています

見栄坊君のはなし(2)

 みなさん、連休もおわりましたね。新型コロナも収束に向かい、制限がかなり緩和されて、お出かけしやすくなりましたね。我が家にも連休初日に「赤ちゃん」がきてくれたしー長男や長女もかえってきてくれました。―てか、前からちょくちょく来てたけど。思い返すと、去年の8月ぐらいがピーク(オミクロン)だったようで。

 

 さて、前回(1)のつづきです。件のお母さま、「なぜ見栄坊君生態にそんなに詳しいの?」といいますと。見栄坊君がお気に入りの女子(同じ学校の同級生)がその塾におりましてぇーお母さまの娘さんがその女の子(オキニの女子)と仲良しだったというわけ。ちょっとややこしくなったので下に整理しますね。

 

お母さまー話をしてくれた方。娘さんがうちの息子と同じクラス               娘さんーお母さまの娘さん。見栄坊君やオキニの女子と同じ塾           見栄坊君―成績、部活で目いっぱい見栄を張っている               

オキニの女子―見栄坊君のお気に入り(同級生)。娘さんと仲良し        見栄母―見栄坊君のおかあさん                           ヌートバー WBC 日本代表

こんな感じかな・・・あと登場人物として塾の先生

 

 戻るね。三者面談に聞き耳を立てたお母さま。どうやら、見栄坊君が途方もない受験高校を中学校と塾に提出して、もめているらしい。先生が「学力相応な高校へ受験先を変更したら・・・」と穏やかに説得。ところが見栄坊君、言を左右して「うん」といわない・・・ここにきて自分の成績は十分に承知している筈なのだが(まだ、未練が・・・)

 

 15分経過、話は平行線のまま。息子と先生のやりとりを黙って聞いていた見栄母の顔がだんだん険しくなり、鬼の形相に。とうとう見栄坊君の「のらりくらり」に見栄母の「怒り」が大爆発。いきなり手のひらで「バン」とテーブルをたたくと、見栄坊君にむかって「あんたー」「この用紙、なにをかくものかわかってるの?」とー

 

 学校へ提出した受験校の記入用紙を見栄坊君の鼻先につきつけたー「これはな(記入用紙)、あんたの夢や希望をかくものちがうでぇー(えっ、関西弁?)」「その段階はとっくに終わっとるわぁ」「ええか、これは現実可能なこと(受験高校)をかく紙やでー、わかっとんのかーえぇぇぇー」「あんたの夢の話をかくもんとちゃうでぇー!」

 

 見栄母の恐ろし怒鳴り声に全員唖然(これはもう聞き耳を立てる必要がない)。先生が「まあ、まあ、おかあさん。○○君もそれはよくわかってるとおもいますよ。ねえ、○○君」と取り繕うが、怒りの収まらない見栄母「いや、分かってません」と。「あれほどゆうたやろー、現実的なこと(受験校)を書けって」(言ってたんかぁーい)

 

 「何べんゆうたら、わかるの?」「あんた、昼間から夢見とるんか?」「夢見ながら生活しとるのか?」「あんた、夢遊病なんか?」「もう、ほんまにええ加減にせな いかんでぇー」と一気にまくし立てた。その余りの剣幕に見栄坊君たまらずなみだ目に。先生「目標を高く掲げることはとても大切な事だけどー」

 

 「お母さんが言われたように、今は現実的にならないとねぇ・・・なにかこの高校にこだわる理由があるの。それは何なのか教えて」と助け船。母の睨みに耐え切れず見栄坊君「この高校の〇〇部にはいりたい」と。見栄母と先生顔を見合わせて「〇〇部に入りたいからこの高校へ行きたいの?」

  「うん」と力なくうなずく見栄坊君・・・             

                         つづきます。