専業主婦の徒然ぐさ

中学時代からン十年書き溜めた日記と画像を見ながら書いています

夜中の昆虫採集ついでに、お化けさがし

 みなさん、こんばんわ。
 連日の猛暑で何もする気が起こらない私です。
今日も昼寝してて、寝すぎて子供に「お母さん、晩御飯」と、起こされました。

 さて、以前も書きましたが(奇妙な男の話)ダンナはお化けが見たくて仕方がありません。だから真夜中の昆虫採取のついでにお化け探しもしてました。

 子供たちが小さいころ、「カミキリムシ」が飼いたくてダンナが夜中に昆虫採集してました。カミキリムシは、6月中頃から(ちょうど梅雨の真只中)出てきます。

 夜中の3時ごろ(夜明け前)雑木林の側の街灯とか、神社の常夜灯の周りに行けばカミキリムシが採集できます。ダンナはいつも採集箱と網(柄の長い奴)を持って夜中に出かけてました。その時間帯、ネボスケの私は眠ってるので出かけたのも、帰ってきたのも知りません。

 住んでるのは街中なのですが、自転車で10分も走ると雑木林とか神社があります。
生暖かい雨がしとしとと降っていて、湿度の高い夜なんかは良く取れるそうです。
一時期、うちでは5~6種類のカミキリムシを飼っていました。

 そして、その帰り道(あたりは未だ真っ暗です)ダンナは近所で聞いた噂話(ここらあたりに「出る」とか「見た」)をもとにその場所に立ち寄って、幽霊さん探しもしてました。

 子供が学校で、高架道路の橋脚下に男性の幽霊らしきものが出ると聞いてきたので、ダンナ喜び勇んで出かけていきました。虫取りした後、お目当ての場所(橋脚下)に行くと、50mほど手前で、暗い橋脚下にうすぼんやりと白っぽい服をきた男性らしき人が立っているのが見えたそうです。

 ダンナ、持っていたデジカメ(写るんですか?)出して、心の中で「やったー!」と叫びながら、自転車を猛烈な勢いで漕いでその男性に近づいていきました。そしたら、その男性らしき人ーものすごい勢いで、しかも「喜色満面」でー近づいてくるダンナを見て驚いて「うわーっ」と叫び、逃げ腰になりながらダンナに向かって「一体なんなんですか?」と、訊ねたそうです。

 よく見たら、白いパジャマを着た四十くらいの男性がタバコを吸っていたそうです。この人たぶん、うちの近所にも大勢いる「ホタル族」。自宅のベランダや庭でもタバコが吸えなくなり、仕方なく外でタバコを吸っている人。周りの地面をみたら結構吸い殻が落ちていて、だぶんこの橋脚下ここらあたりの「ホタル族」のたまり場。

 ダンナ頭をかきながら「す、すいません。知ってる人と勘違いしました。失礼しました」と、謝って「回れ右」でひきあげましたが、その男性ーダンナが片手に持ってるデジカメをーうさん臭そうに眺めていたそうです。「・・・しかし、真夜中に紛らわしい場所でタバコを吸うなよな」と、ダンナ ボヤいてましたが、どう考えてもダンナも完全にあやしい人ですよね。

 もう一つ、子供が学校で聞いた情報。ご近所の世話役さんの家、夜中の1時から2時にかけて「若い男性が家の鉄柵の間際で、鉄柵に向かってずっーと立っている」という話、これを聞いてダンナまた昆虫採集にかこつけて出かけていきました。

 朝「どうだった?」とダンナに聞いたら、なんでも世話役さんの娘さんを(夜中の)1時ごろ送ってきたボーイフレンドが、一旦家に入った娘さんと窓越しに話し込んで(いつも一時間くらい話してる?)いたそうです。家の鉄柵の向こうがちょうど娘さんの部屋(の窓)で、周りに気づかれるのが嫌で電気つけずに話していたそう。

 それをデジカメ片手にずっーと見てた(?)ダンナ、下手するとノゾキだよ。

 後日、同じことをご近所の噂話好きのオバサンが話しているのを聞きましたーその娘さんとボーイフレンド噂の種になっているらしく、最初は家の前で車を止めてその中で話し込んでいたそうですが、バレて窓越しに立ち話するようになったとか。まあ、小学生が知ってるくらいだから、その二人結構目立っていたのでしょうね。

 「こんなんばっかり」と、ダンナは嘆いてました。でも二男が橋脚下の男性の話を聞いて、「そのタバコを吸っていた人って、本当に人間だった?」