ある海辺で会ったピアノの話
みなさん、こんばんわ。
ガッコ―時代、クラブのメンバーと海水浴に行きました。
そこでの出来事です。
その時は、民宿に宿泊しました。その民宿さん「海辺の家」もやってて昼間はそこで泳いだり遊んだりしてました。民宿から松林を抜けていくと「海辺の家」に出れます。
夕方、海辺の家でシャワーを使って、民宿へ帰る途中、民宿の倉庫の前を通りました。主にビールとかジュースとか飲料水などが保管されている倉庫ですが、ふと見ると入口のところにアップライトピアノが置かれていました。「えっ、なんでこんなところにピアノがあるの?」。
私、ピアノを見かけたらついつい弾いてしまう癖があって、そこでも少し。そしたら、ちょうど通りかかった民宿のご主人が「そこにピアノが置いてある理由」を教えてくれました。そのピアノはご主人の娘さんのピアノでした。
娘さんが小さいころから慣れ親しんだピアノだったのですが、結婚されて嫁ぎ先で新しいピアノを買ったので、もう不要になったからー当時、発展途上国の子供たちにピアノを送る機構があってーそこへ寄付したとのこと。
明日には業者さんが引き取りに来るけど、もしよかったら好きなだけ弾いてくださいと云われて、私遠慮なくそのピアノ(一時間くらい)弾かせてもらいました。
その夜、私そのピアノを弾いている夢を見ました。なぜか、ピアノの音が聞こえているような気がして目を覚まして起き上がると、やはり空耳でした。朝、同じ部屋で寝てた子に「夜中、ピアノの音しなかった?」と聞いてみましたが、「眠ってて分からなかった」と。
その日、私たちはピアノより先に民宿を出発しました。ふと倉庫を覗いてみたらピアノの蓋が開いていました。確か、昨日の夕方、弾き終わった後、わたし蓋閉めたはずなのですが、、、でも忘れん坊の私のことです。閉め忘れていたのかもしれません。
クラブの仲間たちと浜辺で騒いています
沖の飛び込み台で、記念撮影
民宿の倉庫でピアノを弾く私
どこの国の子供たちのところへ行ったのでしょうか?