専業主婦の徒然ぐさ

中学時代からン十年書き溜めた日記と画像を見ながら書いています

不思議ちゃんの不思議体験のはなし

 みなさん、おはようございます。

 ガッコ―時代 違うクラスで「不思議ちゃん」と、呼ばれてる女の子(女子学生)Iさんがいました。共通の友達がいたので、その友達を介して何度かお話したことがあります。今日はその話。「かなしばり」が出てきます。苦手は方はスルーしてください。

 その頃、不思議とかいて「はてな」と、読ませて子供の名前に付けている方がいらっしゃると、云う記事を読んだことがあります。Iさんには女性らしい名前がありました。ただ彼女のものの考え方とか行動が「変」なので不思議ちゃんと。 

 容姿は、アイドル歌手にしてもおかしくないくらいかわいくて(スカウトされたことがあるという噂)、でも性格がその顔に似合わないほどきつくて頑固なので、男子学生からはカゲで「お堅い」を意味するニックネームで呼ばれていた。

 (表現がわるいんだけど)容姿につられて特攻して玉砕した男子生徒は数知れず。
お断りの決まり文句「あなたは、友達としか思えない。それ以上は(例え、付き合ってみても)無理、あきらめて」とか。確かにきつい。

 Iさんすごい近眼なんだけどメガネかけてない、コンタクトもなし。「どうして?」って訊ねると「世の中には見えすぎたらいけないこともたくさんあるから」だって-どういうこと?わけわからないし。だから、遠くから「Iさーん」って手を振っても(合図しても)、知らん顔。!mくらいまで近づいてやっと識別可能。

 そのくせ自転車で通学してるーいろいろなものにぶち当たったり、こけたりしているから、足に「あざ」や「生傷」が絶えない。しかも自転車のライト点かないらしい、夜とか危ないし。「無灯火」で何度かお巡りさんに注意されたらしいけど、それでもメガネかけないとこ、ほんとに「頑固」だし「変」。

 そんなIさん。変な習慣というか、彼女についての決まり事があって、それはー夜中の午前二時を過ぎて眠ると必ずかなしばりにあうーということ。最初、そのことに気が付いたのは中学の定期テストの時だそう。何度か繰り返すうちにメカニズムが分かってきた。

 体や心が、どんなに疲れていても午前二時以前に眠るとかなしばりには遭わないが、全然疲れてなくても午前二時を過ぎて眠ると必ずかなしばりに遭う。

 で、かなしばりに遭った時、意識が覚醒すると体が完全に動かなくて、最初に自分の周りの雰囲気が徐々に分かってくるーいつも自分(Iさん)が5~6人の男たちに(寝ている)周りをぐるりと取り囲まれているのが分かるそうーこの時まだ目は開かない。

 次に聴力が回復すると、自分を取り囲んだ男たちがぼそぼそと話しているのが分かってくる。で、しばらくするとその内容がわかるようなるー決まって自分(Iさん)を男たちで「これから、(Iさんを)どうしようか?」と、云う相談をしているそうーこの時もまだ目は開かない。

 で、相談がまとまったら、その男たちのうち何人かが、Iさんに迫って手を伸ばしてくる。息遣いがわかるようになり、手が自分(Iさん)に触れるかどうかというところで目が開く。そうすると、暗がりの中に自分を取りかこんで上から見下ろしてる男たちのカゲ(輪郭)が分かる。「ギャー」と、叫んで意識が遠くなる(眠りに陥る)かして、目が覚めたら朝になっているパターン。

 Iさんの対処法。布団で寝ていたのをベットに変更して、ベットを部屋の隅っこにピタリと付ける。そうすると男性たちに周りをぐるりと取り囲まれなくなる。
勉強してて午前二時過ぎたら、朝まで起きておくようにする。もし、どうしても眠たくなって我慢できなければ体を横にして壁の方を向いて眠るーそうすると、目が覚めても男たちの影を見なくて済む等。やっぱり、何度経験しても怖いと。

 電気は、もし男たちの表情がはっきりと見えたら嫌なので、消して眠るそう。金縛りに遭った当日は目が覚めても体がだるくて、頭がすっきりしない。やる気が出ない等。

 これを、Iさんが私の友達(共通)にはなしているのを隣で聞きました。私、寝ている時、ふくらはぎがつったことは何度かあります(今でもときどき)が、かなしばりは全くなくてIさんの話を聞いてそのすさまじさ(男たちに取り囲まれる)に驚き、絶対遭いたくないと。しばらく、眠るのが怖くなりました。

 Iさんこと「不思議ちゃん」についてまだエピソードがありますので(直接聞いた内容です)また紹介したいと思います。