専業主婦の徒然ぐさ

中学時代からン十年書き溜めた日記と画像を見ながら書いています

ダンナは没落の家系?(2)

 みなさん、こんばんわ。
 
 前回からの続きです[ダンナは没落の家系(1)を参照]。
 江戸時代の終わりごろから続いた因縁(二代続いて婿養子に災い?)を断ち切るために新たな婿養子探しが始まりまった(明治の中頃)。

 紹介する人あって、隣県の有名な神社(観光誌にも載ってます)の次男坊が婿養子の候補に。その方、もともとその神社を継ぐ予定で修業してたが、事情あって大工に弟子入りして一本立ちしたところ。歳は少々いってるがー婿にどうだろうかと。

 会ってみるとなかなかの人物で、さっそく婿養子として迎えた。その婿思い切りのいい男で傾きかけた土建屋を整理して(かなりの借金が残った)大工として裸一貫でスタート。翌年男の子が誕生した。これで一つの因縁を断ち切った。

 第一次世界大戦の好景気を背景に工務店を作って借金も完済し、かなりの貯えもできた。いつしか四十路をこえて家運は上り坂に。これで二つ目の因縁を断ち切った。

 しかし、昭和の世界恐慌のあおりで工務店は倒産し、ほとんどを失った。息子が大工として独り立ちしていたのがせめてもの救い。神社から来た婿養子は倒産のショックで倒れて寝たり起きたりする生活になり、終戦第二次世界大戦)の少し前、七十代後半でなくなった。三つ目の因縁は断ち切ることができなかった。

 最後の婿養子(神社出身)の長男さんがダンナのお祖父さんです。戦争(第二次世界大戦)によってさらに貧乏になったダンナんち。今では家とわずかな土地があるだけ(家ボロいですが、広いです)。

 それで、お祖父さん「何か訓戒めいたこと」を言いたかった訳じゃない。だた、家の歴史と歴代の当主の話をしたかっただけ。でも、それだけじゃあ あまりにもつまらないのでダンナがまあまあ面白そうなとこ選んで話してくれたと、言うことでした。

 ダンナもそうだけどダンナんちのだれも(お祖父さんも)、そんな因縁めいた話なんか全然信じていない。こんな話、ざらにあること。昔(明治初期)は衛生状態もよくなかったから三十代でなくなるなんてよくあることだったとか。

 ダンナが生まれたとき、ひいおばあさん(お祖父さんのお母さんですー神社から婿養子に来た人の奥さん)がまだ健在で、その時の一族の長老。生まれたダンナの顔をみて「この子は一生お金に困ることはない」と言ったとか(義母に聞きました)。

 ダンナと結婚してン十数年、さてその(ひいおばあさんの)観相見はどうだったのでしょうか?