専業主婦の徒然ぐさ

中学時代からン十年書き溜めた日記と画像を見ながら書いています

子供の言い分、真に受けるのはどうかな?

 みなさん、こんばんわ。
 今日は暑かったですね。

 私がクラス委員やってるころ実際に見たお話。
 クラス委員というのは、親がする学校のお世話係のようなもの(子供会、PTAの役員とは別)。例えば毎月の行事(先生・親子交流会、バザー、清掃奉仕活動等)の事前準備と後片付け。担当の先生とか同じ委員の方との打ち合わせのために、月に何度か学校へ行く。通常連絡は学校主任の先生を通して行うので授業時間中に学校へ行ったりしてた。

 そのついでに自分の子供の様子を見に行ったり(もちろん了解貰ってた)。
二男と同じ学年に、あばれん坊君(それを言ったらダメなの?で出てた、やんちゃさんとは別の男の子、やってる事は同じようなことー「それを言ったらダメなの?」参照)がいて、その子のクラスの前を通るのですがー、そのれんぼう君が大声で騒いで先生ともめてた。

 算数の時間だった(私、窓開いてたのでついつい見てしまいましたースイマセン)。授業が始まってるのにれんぼう君が学級図書から借りた本を返さず、机の上に出しっぱなし。担任先生が「授業が始まったので本を返して来なさい」と注意(学級図書なので教室後ろに置きに行くだけ)。それにれんぼう君反抗「(机の上に)おいてるだけで、見ないからいいでしょ」と。先生「授業中机の上には、算数に関係のあるものだけをおく。その本は関係ないから、机の中にしまって」少し譲歩。

 れんぼう君「そんなら、おれ算数やんない」と、机を反対に向けて(後ろの黒板に向けて)反対向き座ってしまったーちなみにれんぼう君(大柄)一番後ろの席なのでお見合いはなし。先生、仕方なく授業を始めることに。先生が問題を黒板に書いていると、れんぼう君突然「せんせー、せんせー、その問題、やり方わからん。教えて、教えて」と、騒ぎだした。

 先生「れんばうさん、あなたはその前にやることがあるでしょう。そのままでは先生教えられません。どうしたらよいか考えてください」と優しく諭した。すると、れんぼうさん「こんな授業なんか、きけるか」と捨て台詞を残して教室を出て行った。
よくあること(これも噂になってた)なので先生も追いかけず。

 で、次の授業参観の日、授業が始まる前 れんぼう君のお母さんがおなじやんちゃグループのお母さん同盟3名をまえに、「あの担任先生、うちの息子(れんぼう君)がいつも『教えて、教えて』と頼んでるのに、教えてくれない。酷い先生」と大声で。お母さん同盟「まあ、ひどい」「ありえない」と、廊下にいるお母さん全員に聞こえる声で。

 聞くところによるとれんぼう君、一番怖いのは同居してるおばあさん。そのおばあさん近頃、れんぼう君のノートと教科書をチェックするようになった。れんぼう君、ノートほとんど書いてないので「どうして書かない」と聞くと、れんぼう君「ぼくが、先生に分からないとこ教えて教えてとたのんでいるのに、教えてくれないから書けない」と、言い訳したらしい。

 お母さん、それを真に受けて、その話学校で言いふらす言いふらす。れんぼう君の兄弟の教室の前でもその話を大声でしてたらしい(他のお母さんから聞きました)。
れんぼう君のお母さん、息子の評判芳しくないのを知ってるので(よく、先生に反抗、教室を飛び出して校内ウロウロ)、それをここぞとばかりに先生のせいにしたくてーうちの息子(れんぼう君)は教室で勉強したいのに、先生が教えてくれないから仕方なく教室を出ていくー言うわ、言うわ。とうとう、全然関係ない教室の前まで、同盟のお母さん引き連れて。
 
 でもれんぼう君、なんでそうなったのかー先生が教えられないといったのかーお家の人に伝えていない。そこへ校長先生が参観日の見回りに(私も参観日は見回り)。苦笑いしながら、れんぼう君母とご一行様をみてた。ご一行様、校長が来たので場所を変えた。この校長けっこう気さくな人、私の横に来ると「困ったものです。子供は自分に都合の良いことしか、親に報告したがりませんからね」と、全てお見通しの御様子。

 私が訊ねもしないのに「まあ、夏休みなったら、ご両親も一緒に来ていただいて、みっちりとお話しましょう」と。れんぼう君の「日頃の行い」職員室でも問題になっているらしい。その日、れんぼう君のお母さんは、常日頃たまっているのものを吐き出してスッキリしたのか、満足気に帰っていきました(私、下駄箱で見ました)。子供にはありがちなことだと思いますが、子供の言葉をそのまま信用せず、前後関係を確認しないといけないのだなぁと、感じました。