専業主婦の徒然ぐさ

中学時代からン十年書き溜めた日記と画像を見ながら書いています

不思議な少女(3)

 みなさん、こんにちは。

 大分、間が空いてしまいました。特に何かあったわけではなくー私は元気です。

毎日の、ウオーキングとラジオ体操つづけてますよ~三日坊主の私としては珍しい!

さて、気持ち悪いお話の続きです。忘れちゃった方は(1)と(2)見てくださいね。

例によって苦手な方はスルーしてください。

 

 今から10年くらい前のはなしですー(その時点で)妹がそのマンションに住んで

十数年経ってた(ややこしい💦)ー そのマンションでは一数年毎に〇び降りの事故が発生していました。その年の9月末、娘のRちゃんが高層階のお友達の部屋に遊びに行ってそのかえり、通路側から下に飛ぼうとしてた男性をたまたま目撃した。

 

 そのマンションの住民さんたちが機転をきかせて男性を救助、事故は未然に防がれたけど、後できいた男性の話が奇妙だったー彼(男性)が、徐行する電車からマンションの屋上を見上げた時、そこに「雪ん子」がぽつんと立っていた!「あれ、なんだろう?」と彼が目を凝らしたとき、「雪ん子」と目が合ったように感じた。

 

 それから後のことはあまり覚えていないー気が付いたら、マンションの通路でしりもちをついて、こわいかお(?)をした住民にとりかこまれてー そのあと、駆け付けた

警察官につれられて駅前の交番で事情を説明させられた。マンションからも関係した数人(事実確認のため)と自治会の役員さんが、同行し話を聞かれたそうです。

 

 マンションの住民たちは彼の説明の場には立ち会えませんが、あとから警察の方が教えてくれたことによるとー。彼は完全ではないけど、目が合ってからのことをうすぼんやりと思い出したらしい。・・・目が合った途端 「あっ、オレ次の駅でおりてあのマンションにいかなくちゃ」と、漠然とかんじたらしいー

 

 そして気が付いたら、マンションの高層階の通路から下をながめていたー頭はずっと

靄がかかったようにぼんやりしてたけど、柵から下を眺めていると「あっ、オレここからとびおりなくちゃ」という強迫観念にも似た気持ちがわきあがってきた・・・それが段々と大きくなって頭の大部分を占めた時、柵を乗り越えようとした・・・。

 

 なんでそんな気持ちになったのか全然わからないしー、自分には、そんなことをする理由が全くない!なんなら、家族や会社、友人に確認してもらってもいい、彼は突然大きく手を振って訴えんばかりに。

 

 理由もなく飛び降りたくなるなんて・・・「それが、『呼ばれる』ということなんですか?」 妹が(その話を聞かせてくれた)自治会の役員さん尋ねるとー「そうなんですかねぇ? 警察によるとふつうにあること(?)らしいのですがね・・・」と、役員さんはあいまいに笑った・・・要は連鎖反応のようなものなんだろうか?

 

 以前「呼ばれる」話をきいたときもそうだけど、科学的な捜査をもとに理論的な検証をする警察がそんなことをいうなんて、妹には意外な気がした。それより以前、妹は娘のRちゃんからその時の話を詳しく聞いていた。「おじさん、ぼんやりとしてた、なんか悩んでいるようだった。じっと下を見てなにか思い詰めているようだった」と。

 

 そんな話を聞く限りー 本当は「あの人、人知れずスゴイ悩み事を抱えてどん詰まりになり、電車から毎日見える高層マンションから飛び〇りようとしたー」「でも、実行できなかったので これ以上話を深刻にしたくなかった・・・」で、突発的に「雪ん子を見た」と、適当に話を作って警察をごまかしたのではないか? 

 

 妹にはそちらの方が事実らしく思えたけど、その後 彼の話を聞くことはなかった。それからしばらくして(10月になって)、この未遂事故が引き金となってー妹が思いもよらない展開に・・・? それはマンションの自治会長さんの肝いりで、お寺の住職さんをよんでマンションでお祓いをすることになったと。

 

 マンションができてから数十年、それまで何度か飛び降り〇〇があったしーここらへんで厄払いーという気持ちもわからないこともないがー妹としては「えっ、そこまでするの?」と。しかも、当日休みの自治会の役員や委員の方がいればそのお払い(午後、マンションの最上階の通路で実施)に出席してくださいと、連絡があった。

 

 その時、妹は自治会の委員でーしかもお祓いの当日は休みだった。妹が臨時講師をしている小学校で8月下旬の日曜日に避難訓練があり、その振り替えとしてその日は休みになっていた。もちろん、妹は理由をつけて欠席することにしようと決心。自治会で臨時の役員会が招集されて、自治会長さんから「お祓い」についての説明がありました。

 

 その場で 妹は また不思議な話を聞かされることに・・・

                                つづきます