専業主婦の徒然ぐさ

中学時代からン十年書き溜めた日記と画像を見ながら書いています

真夜中に見たもの?(2)

 みなさん、こんにちは。

 (1)のつづきです。

 

 小学校時代(低学年の時)、学校へ行くのがイヤでイヤで毎朝憂鬱な気分になってた。特に学校が嫌いというわけではなかったと思う・・・体育、音楽とか図工の時間は楽しかったし・・・でも、朝になると気分が滅入るというか、心が折れるというか ひどいときに行きたくなくて玄関でメソメソ泣いてた。

 

 だから、ほぼ毎朝ぎりぎりまで(母に起こされるまで)布団の中でいて、のろのろと支度して、だらだら朝ごはん食べてーそんな私を見るのが、母は嫌だったんだと思う。毎朝の母の口癖は「もう、いい加減にしてー」。私はいつも、母にお尻を叩かれて、それでもゆるゆると集団登校の待ち合わせ場所に行ってた。

 

 ある朝 目が覚めて、今日も学校かと思うとーなぜかつらくなって涙があふれてきた。ーで、いつものように布団が中でモタモタしていると、足音を鳴らして母がやってきた。そして、部屋に入るなりいつも口調で私をののしりだした。私は布団の中で背中を丸めて両手で耳を塞いでいた。母のその声を聞くとー

 

 「よけい、やる気がなくなる・・・」。五分くらいたったろうか?母のヒステリックな声が聞こえなくなり、部屋が静かになった。「いなくなったー」私はゆっくり上半身を起こした。そこで「ぎょっ」とした。な、なんと、母が布団の隅に両立膝で座ってスゴイ形相で私をにらんでいたのだー 私は思わず

 

 「お、おに~(がいる)」と言ってしまった。それからが大変💦。学校から帰ってから「親に向かって鬼とは・・・」で、二時間説教。父にも言いつけられて、

「うん、お母さんが正しいな」と。この家には誰も私の味方はいないのか~。まあ、私がわるいんだけどね。言い訳になるけどー

 

 私は母のことをオニと言ったのではなくて、布団の隅から睨む母のケンのある、目の吊り上がった表情がオニに見えた。だから「オニ」と(・・・同じか)。この体験があったから、D君の鬼を見た話が、私の記憶にいまだにのこっている。性質的にはちょっと違うかもしれないけどね。それに、真夜中でもないけどね・・・

 

 後日談、妹が学校へ通うようになって、わたしのこの「登校ぎらい」はだんだんおさまっていった。小学校5、6年になって集団登校の班長さんになると、自分から起きてサッサと支度して妹の手を引いて集合場所へ。なので母に対して、「もう少し長い目でみてほしかったなぁ」と思ってる。