専業主婦の徒然ぐさ

中学時代からン十年書き溜めた日記と画像を見ながら書いています

おく様はマジョ・・・なの?

 みなさん、こんにちは。

 これはダンナがアメリカへ長期出張していた時、親交のあったアメリカの方から聴いた話です。そのことを聞いたいきさつは・・・ダンナは90年代はじめのころ(今から約30年前)、アメリカのボストン近く(市内から車で南へ約二時間半くらいのところ)にある工場(現地法人)へ、一年間ほど長期出張してました。その時

 

 現地Sales Managerのリックさんからその話をききました。リックさんは通常セントポールにいて営業活動をしてます。そして月に一度、工場へ打ち合わせにきてました。ダンナも営業関係だったので、日本にいるときから、リックさんとファックスや電話でやり取りをしており、仕事上とても仲良くしていました。

 

 晩秋、ダンナはボストンまで所用があってちょうどセントポールへ帰るリックさんをボストン空港まで送っていきました。ところが、空港へ着くと飛行機が2時間ほど遅れており、空港のバーで時間をつぶすことに・・・。カウンターにすわると、リックさんは急に思い出したように、ダンナの顔をのぞきこんで(マジメな顔で)

 

 「お前は、マジョを見たことがあるか?」と訊ねました。そしてダンナの返事を待たずに「俺はみたことがある」と。ハロウィンの時期だったのでダンナが「その関係の話かな?」と考えていると、「実はお前もマジョをみているんだ」と。ダンナ訳が分からずに「?」。するとリックさん「誰にもいうなよ」と前置きをして

 

 「ウィルの奥さん、じつはマジョらしいんだ」と。ウィルさんはダンナが長期出張している工場の副工場長(工場長は日本人)で、毎日事務所であってます。ダンナが来て

すぐに工場長の米田さんが ダンナの歓迎会を開いてくれてー米田さんの家でホームパーティ形式ー工場の幹部以上が集まりました。 ほとんどが奥さん同伴で・・・

 

 ウィルさんも奥さんをつれてきていました。ダンナが挨拶したとき、たしか、ハイスクールの同窓生だと紹介されて・・・「えっ、あの人がマジョなのか?」。リックさんうなずいて「お前は彼女をみてどうおもった?」。ダンナの見るところ普通のアメリカのご婦人。スタイルがよくて、ソバカスがあって、金髪で、オープンで・・・

 

 「ジェーン(奥さんの名前)年の割に、若いと思わなかったか?」、ダンナ少しあきれて「えっ、それがマジョだと思う理由なのか?」。リックさん「いや」と否定して「ウィルから直接聞いたんだ」と。「えっ、ウィルさんから?」、リックさん深くうなずいて「そう、『実は、俺のワイフ、マジョなんだ』と」

 

 少し地理のおさらいです。ボストンからカナダへ向かって北へ行くとニューイングランドと呼ばれている地方があります。そこには昔(17世紀後半)魔女信仰とか魔女伝説とかがあったそうです。リックさんによる(ウィルさんから聞いた話)そこには本物の魔女や魔法使いの居住区があって、地域の人たちとも通婚しているとのこと・・・

                     

                                つづきます。

 

 *おことわり:これはダンナが聞いた話を書いているだけでなんら根拠があるわけではありません。ダンナも決して信じているわけではなく、聞いた時点から30年くらい経過していて、面白いなと思ったので記事にしました。ただ、当事者の方々はお元気ですごされているので仮名にしています。