専業主婦の徒然ぐさ

中学時代からン十年書き溜めた日記と画像を見ながら書いています

ダンナがスキーに行った時の話(4)

 みなさん、こんにちは。

 ここまで読みつないでいただき、ありがとうございます。

引き続き気持ちのわるい話しです。苦手な方はスルーを。

 

 いとこのお兄さんはダンナが後ろのシートで眠っていると思ってたけど、実はダンナ、車の中から周りを見回していた。前後左右みたけど、結局何も見えなかったんだそう。勿論その時の旦那の視力、両目とも2.0です(しかも夜目が効く)。ダンナ「何もみえなかったよ」とは言わなかった。ただ「眠っていてよかった」とー

 

 4人もの人間(大人)が同時に同じものをみている(詳細までは不明だが)ので、自分が否定的なことを申し立てても無駄だと思ったからー。それにこのような経験はダンナにとっては何度目かだった。つまり、みんなが見えているのにダンナには見えない。

そしてうすうす気が付いた「この類(霊的)のものは、自分にはみえないんだ」と。

 

 それから二十数年後、ダンナが30代後半の頃 会社の応接室で仕入れ業者さんと打ち合わせをしていた。仕事の話が終わってよもやま話をしていると、その業者さんがなんと、スキーに行く時に迂回していった(国道の本線が通っている)市の出身者だとわかった。そこで、ダンナ「夜中、お婆さんが追跡してくる話」を訊ねてみた。

 

 業者さん事も無げに(笑いながら)「ああ、それ地元では有名な話ですよ」「かなりの目撃者がいますよ」「でも、最近ではでなくなったようです」と。ダンナ「なぜ?」、「十年以上前にあの支線、拡張工事しましてね。りっぱなバイパスになったんですよ。照明灯もかなり増えて、峠の上には休憩所もできましたー」

 

 「それ以来、見たという話はききませんねぇ」。話はそれで打ち切りになった。ダンナ「そうかぁ、他にも見た人いたんだ」、ダンナのいとこさんらは他県から何も知らずにあの道を通って(知り合いもいない)、お婆さんに追いかけられたのだからーやっぱり本当にみえていたんだぁーと、ヘンに感心。というお話でした。

 

 いとこのお兄さんはスキーが大好きなので、それ以降も毎年スキー場に出かけて行ったそうですがー、あのようなこと(お友達が大けが)があったので支線を通るのを止めて、次の年から本線を通るようにしたそうです。少し話はそれますが、その後(ダンナが高校生の時、お兄さんはミス○○(当時結構有名な人)と、ご結婚されました。