ダンナがスキーに行った時の話(3)
みなさん、こんばんわ。朝夕の冷え込みがきつくなってきましたね。12月になると朝寝床からでるのがつらくなるなぁーなぁんて考えてるズボラな私です。それにしてもコロナがまた流行して、インフルエンザと重なるとどうなるのでしょう?日々不安ですが、マスクだけは今どこに行っても安く売ってるので助かります。
さて、その(3)です。気もちのわるい話なので苦手な方はスルーしてください。
スキーに行った帰り道ー思わぬ事故が起こったためー予定よりも約2時間遅れで車を走らせることに。運転はダンナのいとこさんで 国内のA級ライセンスを持っているほどの車好き、従って運転もかなり上手。遅れを取り戻そうと制限速度をオーバー、夕食もとらずに(みんな食べる気がしなかったらしい)ひたすら車をとばしていた。
そのおかげで、例の本線と支線の分岐点にさしかかったのは午後9時前だった。支線に向かう車もかなり走っていた。本線(市内)が工事でかなり混んでいることが交通情報でわかったので、いとこさん迷わずに支線へハンドルを切った。誰も何もいわなかったけど、対向車線も次から次へとくるまがやって来てたので、安心したようだった。
いとこさんの家に帰りついたのが、11時半ごろ。いとこさんが、けがをしたお友達を
(その人の車で)送っていって、もう一人のお友達が一緒について行っていとこさんを送り届けることになった。ケガをした方も少し元気になって、「利き腕じゃなくて良かった、月曜から仕事に行ける」と(みなさん、設計者さんです)。
ダンナは、こたつで伯母さんといとこのお姉さんが用意してくれた遅い夕食をとることに。いとこさんが事情を簡単に説明していったので、「たいへんやったなぁ~」と。
食べ終わってこたつでウトウトしてると、いとこさんが帰ってきた。それから、いとこさんも遅い夕食をー。食べながらお母さんとお姉さんに事故の話をしてた。
ダンナ、隣りでぼんやりとその話を聞いていた。そしたら、伯母さんが急に声をひそめて「あんた(いとこのお兄さん)、あれ、ことしもでたんか?」と。お兄さん一言「でたよ」と。それを聞いたお姉さんが「○○(ダンナです)も、それ見たんか?」と、ダンナに訊ねた。ダンナ訳が分からず「えっ、なんのこと?」。
お兄さん「いや、こいつ後ろのシートで寝てたからー」と。伯母さん「そうか、それはよかったなぁ。でも、きもちわるいなぁ」。お姉さん「それ、そこにすんでるよ。きっとー」。ダンナ「???」。伯母さん「そんな、気色のわるいものみんでよかったわ」と、ダンナに。ー食事の後、寝るときにお兄さんが教えてくれた。
「お婆さんが車についてきてたんやでー」、去年も同じ時間帯にあの(支線の)峠を越えて行った。ちょうど峠の上に差し掛かったあたりで、車の後ろから髪を振り乱したスゴイ形相のお婆さんが車を追いかけてきた。最初は車の後ろにピッタリついて走っていたが、徐々にスピードを上げて車の横(左側)について走るようになった。
それで車のスピードを上げて振りきったと、しばらく車の後部について追いかけてくるが下りに差し掛かかると消えるようにいなくなる。ダンナ「うそでしょ?」。お兄さん「いや、他の三人も同じものを見てるから―見間違いではないと思う」。去年、あの峠を下った所で、四人で何を見たのか確認し合ったそうだ「間違いない!」
ダンナ「ユーレイ?」。「そうやと思うけど、すごい勢いで足が動いている(モンペ姿で走っているそうだ)のが分かる」。ダンナ「足が動いている?」(ダンナその姿を想像して、少しユーモラスに思えた)。お兄さんスゴイ真顔で「狸か、狐にばかされてるとは思えんしー、本当のお婆さんが車と同じスピードではしるともー」
ダンナその時つくづく思った「ああ、お風呂に入る前にこの話聞かなくてよかったぁ」と。お兄さん「お前、ほんと寝ててよかったよ」「つれはケガするしー」とブツブツ。でもダンナ、本当はあの時(みんなが固まってた時)、シートから体を起こして
窓から車の周りを見ていたー
つづきます。