専業主婦の徒然ぐさ

中学時代からン十年書き溜めた日記と画像を見ながら書いています

二男の通園路(2)

 みなさん、こんばんわ。

 また、かなり間が空いてしまいましたが、その(2)です。

 

 毎朝、幼稚園に通うのが嫌でいやで仕方がなかった二男、「自分自身が決めた通園路(実際よりショートカットコース)なら通う」とダンナに。ダンナ、園長先生と交渉、「正規の通園路以外の事故は保険適応外及び、ダンナが必ず担任の先生に引き渡すまで責任を持つ」という条件で了解してもらった。ダンナ交渉力あります。

 

 帰りは今まで通り、私がお迎え。二男、行く時と違って、帰る時は「大好きな家にかえれる」という事でご機嫌(だから、帰りはみんなと同じ通園路を普通に家まで)。私は「行き」だけでも、二男の勝手な言い分を聞いて甘やかしていると、近い将来余計にわがままになるのじゃないかと、心配してた。それから周りの目も気にしてた。

 

 でも、ダンナは「二男が幼稚園に通えるようになること」が、第一の目標だと。少しづつできるようになればいい「二男は、普通の子供たちよりも時間がかかる」子供なんだと。会社に就職する時、同年代の人たちと同じようになっていればいいー会社の採用基準に「幼稚園の頃、正規の通園路を通っていたこと」なんかないと(極論!)。

 

 うちのダンナ、常にかなり先をみて行動します。でも私、目の前の現実をみて泣き笑いするタイプ、先のことをどうこう言われてもピンとこない。今二男が、他の子供たちとおなじことができないのが悲しかった。ダンナは違うというけど、「通園路で通えない」=(イコール)「わがままな子」と考えてしまう。

 

 二男、独自の通園路でダンナと一緒に通い始めましたが、やっぱり出てきた「近所のお節介オバサン」。わざわざ、ダンナと二男が通る時間帯に道(二男の通園路)で待ち伏せ。ダンナをつかまえて「甘やかすと、余計ワガママになるよ」とか、いろいろと意見する。ダンナすまして「お構いなく、園長先生と相談しながらやってます」と。

 

 そのオバサン、ダンナにいくら言っても無視されるのでー、今度は私をつかまえて「止めさせた方がいいよ」。この人、児童民生委員をやってるけどー、関係ないことまで顔を突っ込んできてずけずけ物を云うから、みんなに煙たがられてる。でも、地区の古手のご意見番なので、みんな顔を引きつらせながらも「はい、はい」と、笑顔で。

 

 その人、自分の影響力をみんなに見せつけて、自慢するだけのためにその役やってる。なので、私もみんなと同様に「わかりました」と笑顔で返事、ダンナに「やっぱり、止めた方がいいんじゃない」と。でもダンナ「近所の評判よりも、自分の子供の方が大切」と頑固。それで私、そのオバサンをみかけたらすぐに隠れるようになった。

 

 直接云われなかったけど、外で園児のお母さま方から「憐みのこもった目」(これは私の偏見で、実際は他人のことなんかあまり気にしていなかったと思う)でみられるのがいやで、ますます人の中に入っていくのが億劫になった。-で、こんな惨めな気持ちになるのは全部「二男のいいなり」になるダンナが悪いんだと、無性に腹が立った。

 

 でも不思議なモノ、二男自分の通学路で園に通いだした。そのうち、他の園児さんと同じ時間帯で通えるようになって、卒園する頃には、「行き」も私と一緒に正規のルートでも通えるようになった。幼稚園にいる時間帯は、結構勝手気ままにやってて加配の先生のお世話になっていたがー、徐々にみんなと遊ぶ時間も増えていった。

 

 二男、園で同じ年ごろの子供たちと遊ぶのも楽しいと、思えるようになった。そうなってくると園も嫌いな場所ではなくなってくる。但し、園長先生は最後まで苦手だった。二男が普通に通えるようになったので、ある日園長先生が登園の時、門の前で二男を久しぶりにハグしようとしたら、二男顔色を変えて逃げ出した。

 

 二男こだわりが強くて、何事でも慣れるのに平均以上に時間がかかる子供だった。自分の頭の中で「こういうもんだ」「やらなくっちゃいけない」と納得しなければ決して動かない子。なんとなくそういう(二男の)性格が、私にも理解できた。それで私、「これで終わった。ああ、よかった」と思ったがー

 

 「甘かった!」。小学校へ入学した途端に後戻り、「元の木阿弥?」。そう、今度は小学校へ行きたがらないのだ。厄介なことに幼稚園では勉強しなくてよかったが、こんどは勉強しなくてはならない。それが、二男には理解できなかった。それまで、昆虫に関する以外の学習(自分で勝手にやってた)は、ほとんど家でやってこなかったのでー

 

 入学式でも大暴れしたけど(二男には参加理由がわからない)、最初の授業でひらがなで名前を書かされて(書けなかったのは二男だけ!)、二男「もう、これはたまらん」と思い教室から逃げ出した。先生から連絡あった時、私オロオロしてどうしていいか分からず、結局ダンナに全部お任せ。この続きは以前の記事を参照してください。