専業主婦の徒然ぐさ

中学時代からン十年書き溜めた日記と画像を見ながら書いています

相続争いに巻き込まれたダンナ(6)

 みなさん、こんにちは。

 今日は気温が低くて、肌寒いですねぇ。朝、子供の咳一つにも神経質になって

「手洗い、うがいしなさい」と。日増しに状況が良くない方に進んでいるように思えて仕方がないのは、果して私だけなのでしょうか?長女が、「子供(弟)の弁当箱買ったので持っていく」と連絡があったのですが、思わず断ってしまいました。

 

 相続争い、叔父B(義父の末弟)から誘いがあれば謝礼次第で「のる」(叔父B側につく)と、決めたダンナ。うちのダンナ、家族のためならお金で動きます(エヘンーえばることじゃあない)。ダンナ自身は、あまりお金使いません。例え100円でも必ず私に断ってから使います。今回も私たちのため。

 

 弁護士さん曰くー叔父Aの遺産「もともと無かったもの、棚ぼたのお金」「分配されなくても、誰が損をするわけではない」の言葉で、ダンナ決心。けれども、最終的に叔父Bからダンナへの「誘い」は有りませんでした。結果、残ったY銀行の預金はかなりの部分を義父が引き継ぐことになりました。勿論、ダンナのアドバイスのおかげ。

 

 叔父Bは、Y銀行の口座が凍結されているので、お金を引き継ぐのに正規の手続きを取らねばならず、必要書類をダンナの義父へ送付。この場合、叔父Bが叔父Aの通帳と印鑑(実印)持ってるので代表相続人として手続きすることに。ところが、必要書類の預金残高が空白だった。つまり、Y銀行の預金分配を叔父Bに白紙委任しろと。

 

 ダンナのアドバイスで、「預金残高が書かれていない」と義父が署名・捺印を断固拒否。義父「他の兄弟(ダンナの伯父、伯母)は、この件どう思っているのか?」、兄や姉(かなりの高齢)らにも問い合わせ。すると、他の兄弟は、「叔父B(弟)が好きにすればいい」と。みなさん、同様に「棚ぼた」解釈。でも、一番大きな理由はー

 

 「義祖父母の遺産を全て義父が相続すること」を兄弟で決めた時、末弟の叔父Bは発言の機会が与えられなかった。けれど、義祖父母が一番かわいがってたのは乙子の叔父B。そのことがあったので長兄、長姉(ダンナの伯父、伯母)ともに「叔父Aの面倒を見た叔父Bが、お金を引き継げばいい」と思ったのだろう(これはダンナの想像)。

 

 そして、そのこと(「叔父Bの好きにすればいい」)を既に叔父Bに伝えてあると。実は、ダンナもその顛末を知ってたので、叔父Bから「誘い」があれば味方しようと考えてた。私、他のご兄弟さんの「意向」を聞いた時、当然義父も右へ倣うものだと思ってたらー。な、な、なんと義父「かなりの額が欲しい。何とかしてくれぇ~」と。

 

 ダンナに泣いて(ホントに電話で泣いてた)訴えた。ダンナあきれたけど、その方策をいろいろと義父に伝授。結果、上述の通りーかなりの部分を義父が受け継ぐことに。

義父としては「叔父A(弟)と一番仲が良かったのは自分だ」と云う自負があったんだと思う。だから、「弟(叔父A)は自分(義父)のためにかなり残してくれた筈」と。

 

 最終的に、分配をめぐり義父と叔父Bが大喧嘩。おかげで私は、仲の良かったダンナのいとこ(叔父Bの子供たち)と疎遠になってしまった。完全にとばっちり(でもないか?)。こうなると、義母も義妹(義父母の近所に住んでる)もあきれはてて「もともと、無いお金ーいい加減にしたら!」。義父涙目で「わしの取り分ー」と。

 

 義父と叔父Bが分配額の件でバトルしている最中、叔父Aの生命保険の証書が見つかった。叔父Bが叔父Aの持ち物の中から見つけた。驚いたことに、受取人はうちのダンナ。叔父Bによると、もともとダンナの祖父(叔父Aの父)が受取人だったが、祖父母ともなくなったので、実家を継ぐだろうダンナに変更されたそうだ。

 

 叔父Bから証書がダンナ宛てに送られてきた。叔父Bは義父の陰でダンナが動いているのを知らないので、親切にも叔父Aの死亡証明書も付けて送ってくれた。この件、叔父Bから義父にも連絡があった。叔父Bにしたら、叔父Aの保険金を遺産の母数に含めると、自分の取り分を増やせる(義父との交渉に有利)と考えたようだ。

 

 ところが、義父は「あくまでも保険金は保険金、預金残高とは別」のスタンスで、その対応策をダンナに依頼。私も保険金がうちに入ってくることで俄然張り切ってダンナのお手伝い。ダンナがシナリオを作成、交渉の文言を一言一句考えて義父に指示。義父から叔父B宛の文書もダンナが全て作成し、私がワープロで清書した。

 

 最後は、叔父Bが根負けし、ほぼ義父の要求が通った。義父からは型通りのお礼があった。いとこと気まずくなったのは、多分ー保険金がうち(ダンナ)に入ってくるにもかかわらず、義父が最後まで金額を譲らなかったせいだと思う。いとことはお互い年の近い子供もいて、時々手紙やメールのやり取りしてたけどー、仕方ないよね。              

                              つづきます。