専業主婦の徒然ぐさ

中学時代からン十年書き溜めた日記と画像を見ながら書いています

ノリのいいお客さん?

 みなさん、こんにちは。

 結納で思い出したことがあるのでー、引き続き数十年前のことで恐縮ですが。

 

 前回記事(結納にきたオジサン)でも書きましたが、結婚した年の春、ダンナが卒業・就職して(私も、ガッコ―に籍を置いたまま準社員?で会社勤め)、私たち婚約しました。ーで、婚約記念?に二人で旅行しようということになってー、一泊二日でとある温泉に行きました。勿論母には内緒です(云うと、反対される)。

 

 母が単身赴任の父のところへ行ったので、その間を利用して。確かその日は、妹も友達ん家へ泊りに行ってたと思う。一晩ぐらいなら家にいなくったってわからないだろうと、タカを括ってー(これはバレなかった)。結構行き当たりばったりで、当日に旅館に予約の電話を入れて電車に乗り込みました。バスを乗り継いでー

 

 旅館についたのが夕方ごろ。山間の鄙びた、湯煙なんかたってて(霧かもしれない)結構風情のあるところでした。旅館に着くと荷物を下ろし、着物に着替えて丹前(どてら?、ちゃんちゃんこ?)を羽織り早速お風呂(温泉)へ。夕食はお座敷(大広間)で食べてくださいというので、二人でスリッパ、パタパタいわせて出向きました。

 

 広間には既に団体さん(農協さん?)が来ていて、結構盛り上がってました。私たちの席は彼らから離れてて隅の方だったのですが、その農協のオジサンが「おにいちゃんら、こっち来て一緒に食べよう」と声をかけてくれたので仲間に入れてもらいました。-で、席につくなりビールをつがれて「さあ、飲んで、飲んで」と。

 

 私はアルコール類平気だけど、ダンナは全くダメで。二人で「お酒はダメなんですぅ」って言っても「ンなわけないやろー」と。オジサンらに「おたくら、恋人同士か?」と訊かれたので、「はあ、婚約してます」と。「結婚式はいつなの?」の問いに、「はあ、私たち結婚式はやらないんです」と正直に。

 

 「どうして、やンないの?」と、オジサンら(おねえさん?もいた)酔っぱらってるので遠慮なく突っ込んできます。「はあ、いろいろ事情がありましてー」とあいまいに胡麻化してると、「それはいかんなぁ」と別のオジサンが顔を入れてきた。「それは親不孝や、ご祖先様に申し訳ない」とか酔っぱらってるので説教が支離滅裂。

 

 黙って聞いてたら、「このにいちゃんらにも都合があるんやでー」派オジサンと、「やっぱり結婚式はやらないかん」派オジサンで舌戦がヒートアップ。そしたらまた別のオジサンが「そしたら、わしらで二人の結婚式してやったらええやないか」と、口を挟んできた。それを聞いて全員が「なるほど、そりゃあグッドアイデア」。

 

 「なに、それ」、人(私たち)のことで勝手に話をすすめてと思ったけど、なんせ相手は酔っ払い。成り行き上、そこで即興の結婚式を行う羽目になってしまった「えらい、災難だ」。神主さんと神父さん役のオジサンの前に二人並んで座らされて、三々九度やらされてー。しかもカメラ持っている人がいて記念撮影してくれるしー。

 

 他のオジサンらは直ぐに興味を失って、別の所(面白そうな話をしているグループ)へ散っていくし。わたしらこそいい面の皮-私ら食事半分も済んでないんですけど。

神主さんの役のオジサンが「高砂やー」とうなりだすし、始末に負えない。結局、二人(神主、神父)が気のすむまで付き合わされた。あんたら、ノリすぎだよ~!

 

 写真撮ってくれたおにいさんから「現像出来たら送ってあげるよ」といわれたので

割り箸の紙に、注文用のボールペンで住所かいて渡しました(あのころは結構無防備に住所教え合ってました)。その後が大変、酔いつぶれたダンナ(ビールコップ半分、お酒おちょこ二杯)を部屋まで担いでいきました。ダンナ、よわ過ぎるよ~!

 

 次の日の朝は、旅館の方が布団を上げに来るまで(朝食に行ってる時間を見計らって上げに来る)、私ら(私は、ダンナの分まで飲んだのでやはりかなり酔っ払った)寝てました。-で、その時の写真はしっかりと、私の自宅宛て送られてきました。封筒を見た母が、「誰なの(差出人)、その人?」と。 下に張り付けておきます

 

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なんなの、この展開は?(ダンナ寝てます)オジサンら、ノリ良すぎ!