専業主婦の徒然ぐさ

中学時代からン十年書き溜めた日記と画像を見ながら書いています

バッチみがき 今でもいるの?

 みなさん、こんにちは。

 日が長くなりましたねえ。もうすぐお彼岸です。さて、今回の記事は人を揶揄したり皮肉った言い方(表現)が出てきます。苦手な方はスルーしてください。私個人としてはとてもなつかしくて(思い出したので)記事にしてみました。

 

 今日子供たちの会話を聞いていると「バッチみがき」という言葉が出てきたのでちょっと吃驚( ゚Д゚)。というのは、私が中学生時代に「バッチみがき」というニックネームの男子生徒がいた。成績がよくて銀縁(当時流行りだしていた)のメガネをかけた四角なお顔にまっかな頬っぺたが印象的な生徒さん。

 

 なぜそのようなニックネームになったかと云うと、「バッチみがき」君クラス委員長になりたくて仕方がなかった。たぶん今なら「なりたい人ー」で、手を上げたらすぐに委員長になれるんだと思うけど、当時私らのクラスは投票してクラス委員長を決めていた。バッチみがき君一学期から委員長になる気満々でー、最初のクラス会の時、

 

 クラス委員長に立候補した。そのままなら、「バッチみがき」君に決まりだったけど、他の生徒がもう一人S君という成績の良い男子生徒を委員長に推薦した。それで二人を候補者として投票がおこなわれた。結果、圧倒的多数でS君が勝利。「副委員長でどう?」という話がでたけど、あくまでも委員長にこだわる「バッチみがき」君。

 

 副委員長という(有難い?)申し出を辞退、二学期にかけることにした(そのころは学期ごとに委員長、副委員長が選ばれていた)。それから「バッチみがき」君の涙ぐましい運動が始まった。私には「そこまでして委員長になりたい?」という気持ちが全然わからなかったけど、彼の熱意だけはつたわってきた。

 

 そして、二学期最初のクラス会、「バッチみがき」君、一学期の雪辱を果たすべくクラス委員長に立候補。ところがまたジャマ者がー今度は女子生徒がTさん(クラス一の秀才)を推薦。またしても二人で決選投票がおこなわれた。結果、僅差で「バッチみがき」君の勝利。Tさんは副委員長になった。

 

 そこまでなら、「バッチみがき」というニックネームはつかなかったのだが、9月の運動会の日、観戦に来てた「バッチみがき」君のお母さんが担任先生に「委員長になったのが嬉しくてうれしく、毎日登校前に委員長バッチを(メガネ拭きで)磨いてるんですよ」と云ってしまった。ーで、担任先生も朝会でその話をクラスみんなに披露した。

 

 担任先生に悪気はなかったんだと思うけどー、みんなそれを面白おかしくとらえてしまった。中学生の時期ってそんな『イジワルなしゃれっ気』がありますよね。直ぐに彼のニックネームは「バッチみがき」君に。もうだれも本名で呼ばない、親しい男子生徒なんか「おい、バッチみがき」と。女子は「バッチみがき」君。

 

 彼の前でわざわざバッチにみたてた小物に「はあ~」とわざとらしく息を吹きかけて

ハンカチで「ふきふき」する形態模写生徒まであらわれた。でも「バッチみがき」君の偉いところ、それ(形態模写)を自分でも面白がってた。「オイ、バッチみがき」とよばれても「なに?」って普通に返事してた。結果、「バッチみがき」が定着しました。

 

 今朝の話に戻るけど、子供らに「あんたらのクラスに『バッチみがき』君というニックネームの生徒さんいるの?」って訊ねたらー、なんと「ハリー〇ッターの登場人物」のこと。その登場人物がなぜ作中で「バッチみがき」と呼ばれているか訊ねなかったけど、なんかとても懐かしく思い出したのでー、彼どうしているのかなぁ?