専業主婦の徒然ぐさ

中学時代からン十年書き溜めた日記と画像を見ながら書いています

相続争いに巻き込まれたダンナ(2)

 みなさん、こんばんわ。

 この間ネットのニュース見てたら、買い占めの関係で『一番怖いのは人間』という記事があったけど、ほんと今回(上記タイトル)の出来事はつくづくそのことを実感しました。それと、お金って人格を変えてしまいますねぇ『おぉ~、こわ』、わたしも気を付けようーっと。

 

 さて、前回のつづきです。三年半前、義父のすぐ下の弟(叔父A)が認知症のため警察に保護されました。マンションの前(舗道)で長い間うずくまっていたそうです。顔見知りの住人が話しかけて部屋に連れて行こうとしても全く動かず。叔父Aが何を言っているかもわからなかったので、思い余って警察に通報した。

 

 叔父Aは緊急の連絡先を義父の住所(☎)にしていたので、直ぐに警察から連絡がありましたが、義父はちょうど膵臓がん擬きの手術で入院中だった。義父の他の兄弟(姉妹)は既に亡くなってたり、高齢で介護施設に入ってたりで結局、義父の末弟(叔父B)が叔父Aを引き取ることになった。

 

 叔父Aは義父の所(実家)へ行きたかったようですが、義父も膵臓がんでこの先どうなるかわからない。義父は病気のことを叔父Bに打ち明けて、「申し訳ないが・・・」と叔父Aのことを世話するように頼んだ。叔父Bはそれを聞いて「叔父Aのことはお金も含めて全て自分に任された」と理解したようですーこれは義父の想像。

 

 叔父Bは、義父が叔父Aの財産内訳について「何も知らない」と思っていたし、義父が膵臓がん(ホントはもどき)と聞いて「アニキ(義父)も長くない」と考えたようですーこれも義父の想像。確かにその時の義父は内訳をほとんど覚えてなかったしー、叔父Bには不信感を持っていましたが、自分の病気でそれどころじゃなかった。

 

 4年ほど前、義父の長姉が亡くなり義父母と義妹がお葬式に行った。その時、義母と義妹が叔父Bの子供ら(ダンナや義妹のいとこ)からきつい調子で「オジサン(義父)は、叔父Aの財産を独り占めにしようとしている。どうゆうつもり」と。でも、義母も義妹も何を話しているのかさっぱりわからなかったので「なんの話?」

 

 義父は義父で姪(叔父Bの長女、ダンナや義妹のいとこ)の旦那さんから「叔父Aの財産をいったいどうするつもりですか?」と訊かれた。義父も返事のしようがなくて黙っていた。そのころ叔父Aは認知症が進行していたけど、比較的元気だった。義父「今にして思えば、あのころから叔父Bは家族ぐるみで叔父Aの財産を狙っていたようだ」と。

 

 義父が本格的に「変だ」と怪しみ出したのはー退院して叔父Aに連絡を取った時、叔父Aは叔父Bの家の近くにある介護施設に入所してた。叔父Aが電話で「アニキ、儂の預金通帳がかばんごと全部なくなった」と義父に訴えた。義父は、叔父Aは「認知症」のせいで通帳類の保管場所をわすれている(多分、施設の貴重品入れに保管)と考えた。

 

 叔父Bに電話の内容を伝えて「明日にでも施設に行って、安心させてくれ」と頼んだ。それから、義父は叔父Aと連絡が取れなくなった。電話すると、施設の人が何かと理由を付けて「電話にでれない」と。折り返し電話を頼んでもかかって来ない。叔父Bとか施設の人の話では「元気にしてますよ」とーそれで義父も「何かおかしいなぁ」

 

 ある時(叔父Aが施設に入って一年、義父と電話で話さなくなって3~4ケ月経過した頃)義父が施設に電話すると、電話口に出た人が「叔父Aは2か月前に施設を移った」と。しかも叔父Bが「誰にも電話を取り次ぐな」と施設に言い含めてた。義父は二度( ゚Д゚)、それで気の毒に思ったのか「移った施設の電話番号」を教えてくれた。

 

 義父は直ぐにそこに電話をすると、のっけから「本人から、電話があっても取り次がないでくれ」と云われていますと。義父三度目のびっくりー、それでも「それは変だ。弟(叔父A)がそんなことを云う筈がない」と問い詰めると、「本人さんの代理として下の弟さん(叔父B)から『取り次がないように』と指示されています」と。

 

 義父、頭に来て直ぐに叔父Bに電話「なんでそんなことを云ったんだ」と訊ねると、叔父B「市役所からの指示で、取り次いだらダメだと云われた」と。また「なんで施設を移ったことを連絡しない」と訊ねると、叔父B「市役所から伝えてはいけない」と。

義父「そんなバカなことがあるか。市役所がそんなこと言う筈ない」と。

 

 叔父B「いや、今は個人情報を保護しないといけないので、市役所からそう云われた。住民票が同じ家族(同世帯)以外にはーたとえ兄でもダメだといわれた。嘘だと思うのなら、こっちの市役所に電話してきいてみたらいい」と。

                               つづきます。