専業主婦の徒然ぐさ

中学時代からン十年書き溜めた日記と画像を見ながら書いています

相続争いに巻き込まれたダンナ(1)

 みなさん、こんばんわ。

今日は一日暖かかったですねえ。だんだんと日も長くなって、子供たちのお布団を干せる時間もながくなりました。このまま春になってほしいものです。

 

 昨日義父が病気(膵臓がん擬き?―3年経っても病理確定せず)で入院したことを書きましたが、これが要因となってダンナが身内同士の遺産相続争いに巻き込まれてしまいました。まあ、たいがい相続の争いは身内同士でするものですが、、、こんな私もダンナを助けて西に東に駆けずりまわる羽目に(少し大げさ)。

 

 その争いは義父の弟さん(ダンナの叔父さんー以下叔父A)が認知症になったことからはじまりました。叔父Aは生涯独身で、65歳である企業を退職したのち賃貸マンションで悠々自適の生活を送っていました。車だけが唯一の楽しみで、結構お金をかけていたようですが、それ以外は質素な生活。年金も30万以上/月、自然お金が溜まります。

 

 義父は年が近いこともあって兄弟(女性もいます)なかで叔父Aと一番仲が良かったようです。叔父Aは、独身だったので長期休暇になると実家(ダンナの実家でもある)に帰って過ごしていました。実家は義父(長男ではない)が継いでいたので、休暇にはよく二人で連れ立って温泉とかの旅行をしていました。

 

 5年前のお盆、叔父Aが実家に帰った時、義父に「アニキ、これが俺の全財産」と言って預金通帳、保険や投資信託の証書類を見せたそうです(具体的に銀行名と金額を話したそうです)。義父は興味がなかったので「ふ~ん」といって聞き流していました。しかし、その総額だけはなんとなく記憶していました。

 

 叔父Aとしては、もともと何かあったら全財産を自分の父母(ダンナの祖父母)に譲るつもりにしていたそうです。が、自然の摂理で二人ともなくなっていたので、自分(叔父A)のお金を仲が良くて実家を継いだ義父に託したかったのかもしれません。でもこれは義父の勝手な想像で、ダンナも「都合がよすぎる解釈」と、思っています。

 

 その時、うちの長男もお盆休みで義父の家(長男にとっては祖父母の家)に遊びに行っており、義父と叔父Aの会話を側でなんとなく聞いていました。長男も大学時代から(就職してからも)お盆にはよく義父の家に遊びにいっており、そこで叔父A(長男にとっては大叔父)とよく会って、話をしたことがありました。

 

 あとで長男に聞いたところ、「いつもふたり(義父と叔父A)は仲良さげだった」。

ところが、5年くらい前から叔父Aの言動があやしくなってきた。4年前叔父Aの言動が明らかにおかしくなったので(まだらボケの状態)、義父と義父の末弟(以下、叔父B)が叔父Aを訪ねて、大きな総合病院に連れて行った。結果は「認知症」の診断。

 

 叔父Bは、義父よりも叔父Aの近くに住んでいたので、2~3ケ月に一度叔父Aの様子をみにいく、義父は半年に一度叔父Aの様子を見に行くことに。3年前、叔父Aの調子が更におかしくなったので、義父と叔父Bが二人で叔父Aを訪問。明らかに認知症がすすんでいたので(病院で受診)、直ぐに役所で運転免許を放棄させた。

 

 その時、叔父Bから義父へ「叔父Aの認知症が心配なので、叔父Aの財産を二人(義父と叔父B)の名義に変更しないか」と提案があった。義父は驚いて「そんなことはできないだろう」と断わったがー、叔父Bがあまりにもしつこいので「お前(叔父B)がどうしてもそうしたいのなら、直接話をしてみろ。儂は知らん」と、言って逃げた。

 

 すると叔父Bが「オレがアニキ(叔父A)と話して名義変更してもいいことになったら、オレが一番(お金を)多くもらうからな」と云ったそう。義父それを聞いて末弟(叔父B)に対して不信感をいだくようになった。それと叔父Bが叔父Aの財産をかなり詳しく把握していたことにも驚いた。ただその理由は直ぐに想像できたそう。

 

 やはり5年ほど前、叔父Aが胃潰瘍で緊急入院した時ー、着の身着のままだったので病院から一番近くに住んでる叔父Bに電話して着替えや当座のお金と入院費用をもってくるように頼んだ。その際に自分の預金通帳が置いてある場所を教えてた(この話は義父が叔父Aから聞いた)、叔父Aは通帳と証書類もまとめて保管しているー

 

 その時叔父Bは、まとめておいてあった叔父Aの預金通帳や金融資産の証書類全部見てしまったのだろう。これはあくまでも義父の想像ですが、義父曰く「叔父Bは、それ以来そのお金(叔父Aの財産)をなんとか自分のものにしようと考えるようになった」と。「もし叔父Aに何かあった場合、その財産は兄弟相続になる」ーまさに棚ぼた。

                              つづきます。