専業主婦の徒然ぐさ

中学時代からン十年書き溜めた日記と画像を見ながら書いています

定期検診で引っ掛かったダンナ(2)どうすんのよー!

 みなさん、こんにちは。

 寒さが戻ってきたようですね。ただもうすぐ3月、もう少しの辛抱かな?

「暑さ寒さも彼岸まで」ですよね。早く、春になあれ!

 

 さて、過去の記事を見ているとほんと(タメ息)、中途のままで完結していないのが目につきますネ。上記タイトルもその一つ。(1)から結構間が空いてしまいましたが、続きをかきます。

 

 会社の定期検診「大腸がん検査」で引っ掛かった(陽性)ダンナ。バリウムを使って大腸を検査したところポリープらしきものが一つ見つかって、次の年内視鏡を使ってもう一度検査をすることになりました。その年(ボリープが見つかった年)三男が生まれて、子育てでバタバタしてるうちにあっという間に一年が経ちました。

 

 前回の検査が9月だったのですが、次の年は病院のスケジュールの都合で11月になってしまいました。大腸をきれいにするために検査の前からいろんな薬(下剤)を飲まされたダンナ、前日はもちろん絶食で、当日の朝はふらふらになって病院に出かけていきました。ーあとはダンナに聞いた話ー 受付をすますとある部屋に案内されました。

 

 その部屋には、その日に検査を受ける人が10人くらいいたそうです。部屋のテーブルには、大腸を洗浄するための液が置かれていました。その液を飲んでしばらくすると肛門から排出されますが、トイレで排出された液の色を看護師さんを呼んで確認してもらい、濁っていなければ内視鏡の検査受けるという手順です。

 

 濁っていればきれいになるまで何回も洗浄液を飲むことに。つまり、液を排出してきれいになった順に検査を受けることになります。一回(本)目(結構な量だったそうです)で、約半数の人が看護師さんの目視チェックをパスして検査室の待合へ移動。二回目で、ほぼ全員が検査の方へ移動。残ったのはダンナを含めて2名のみ。

 

 残ったもう一人も3回目でパス、ダンナだけがアウト。便器を覗き込んだ看護師さんが「きっと、普通の人よりも腸が長いのでしょうねぇ」と、気の毒そうにつぶやいた。

この時点でお昼を回っており、既に何人かは内視鏡の検査が終わっていた。やっとO.K.になったのが一時半ごろ、ダンナ疲れた体を引きずって検査室へ。勿論、どべです。

 

 検査が始まってからも大変、内視鏡をぐりぐりと突っ込まれて気持ち悪いったらない。私もこの後(数年後)、「是非一度は受けてください」とのすすめにより検査受けましたが「二度としたくない」と、思いました。実家の父母も60歳を過ぎて一度やって懲りたのか?まだ二回目は受けていません(あくまでも個人の感想です)。

 

 前回(去年)ポリープ?が見つかったのもあって、余計細かくチェックされたのかもしれませんー「どう考えても前の人よりも検査の時間が長っかった」。しかも、モニターで内部画像を確認していると人と、内視鏡(ファイバー)を操作している人がなんども目を合わせて頷きあって、「何か見つかったのか?嫌な予感しかしなかった」と。

 

 最後のダンナが終わったのが3時過ぎで、一時間後(午後4時から)検査した順番に医師の説明(検査結果)を聞くことに。待合の椅子が前半の五名分しかなったので、後半

五名は(洗浄液をひたすら飲んだ)最初の部屋で待つことに。ダンナは一番最後なので一人15分~20分くらいと考えて「午後7時過ぎるな」と、覚悟していたそうです。

 

 ダンナのんびり待つつもりでいたら、午後4時前に急にアナウンスで「至急、検査室に来て下さい」と呼び出しがあった。と同時に看護師さんが「すぐ来てください」とダンナを呼びに来た。ダンナ「やばい!なにか変なものがみつかったのか?」と真っ青に。1日以上食事抜きで全く力が入らない体をよたよたさせながら検査室に向かった。

 

 検査室の前の椅子に前半検査が終わった5名がすわっていて、ダンナが前を通る時気の毒そうに見上げていたそう。その目線を受けながら恐るおそる検査室へ。医師に導かれるままに、モニター前の椅子に座った。 ダンナ「先生、何かみつかったんですか?」とこわごわ訊ねた。医師はダンナの目をしっかり見て、一言「異常なしです」。

 

 ダンナ「ハア?」。医師「何もありませんでした。大丈夫です。もう帰っていいですよ」。ダンナ「えっ?終わりですか?」。医師「はい、終わりです。これだけ伝えるために2時間以上待ってもらうのは気の毒なので、先に来てもらいました」。医師「それでは後が混んでいますので、今日はご苦労様でした」と。 

 

 ダンナ「ちょっと待ってください先生。去年ポリープがあると言われたのですが」。医師「ええ、その部分を入念調べましたが何もありませんでした」。ダンナ「しかし、去年の先生はこれ(ポリープ)は何年も前にできたものだと云ってましたが、あれは一体何だったのですか?」。医師「うんこのカスでしょう。よくあることです」。

 

 医師「さあ、もういいでしょう」と、ダンナは追い立てられるように部屋から外へ。廊下の椅子に座っている5人が一斉にダンナの方を見た。ダンナ今度は5人の目線をしっかりと受け止めて「どなた様もすいません。お先に失礼します」と言って、会計でさっさと支払いをすませて病院を後にした。「しかし、うんこのカスとはねえ?」と、呟きながらー

 

 私、この話を聞いて「結構、いい加減」と思いました(個人の感想)。それから十数年、ダンナが普通に生きてるとこみるとやはり「あれは、うんこのカス」だったのでしょう。ダンナは毎年、大腸がん検診を受けていますが あれ以来引っ掛かったことはありません。健康診断にいくと「そろそろ、また(内視鏡)やってみては?」と、すすめられています。