専業主婦の徒然ぐさ

中学時代からン十年書き溜めた日記と画像を見ながら書いています

子供の走るのが速いということ(3)

 みなさん、おはようございます。

 今朝起きて、思っていたほど大荒れの天気ではなさそうですね。・・・これからひどくなるのかな?

 

 さて、U兵とその母の話です。

 もはや徒競走が学年一番でなくなったU兵君、彼が次に目をつけたのは「縄跳びの二重跳び」です。運動会がおわると直ぐにU兵は「二重跳び」の練習を始めました。ここらあたりはホント感心するんだよね。私らの学区では冬(三学期)に体育で縄跳びの授業があります。低学年で一番難易度が高いのが「二重跳び」です。

 

 みんなより一足早く練習を始めて、本番の授業までに差をつけておこうという魂胆です。その甲斐あってか、三学期「縄跳び」の授業が始まると、「始め」の合図でクラス全員同時にスタートして一番長く「二重跳び」が続けられるようになっていた。昼休みに全校一斉の「二重跳び」大会でも、五、六年生と同等レベルに。

 

 もちろん、学年内ではトップ(U兵の大好きな「いちば~ん」)で、U兵が「二重跳び、一番上手」という評判が立ちました。ここまでなら「よく頑張ったね、エライなぁ」と思うんだけど(実際、そう思いました)。ここから、またぞろ例の親子そろっての自慢ぐせが始まってしまいました(なんで、そうなるかなぁ~?)。

 

 買い物とかでU兵母に会うと今度は「縄跳び」の話ばかり、「もう、三重跳びが連続でできるのよ」とか、「〇〇君(うちの子)は何回ぐらい跳べるのとか?」。U兵もクラスで「今度の外遊び(運動場)時間なにをする」話し合いの時、「『二重跳び』の一番うまいもんが何をするか決めようぜ!」とか、「『二重跳び』競争しようぜ!」

 

 ・・・とか言ってたらしい。それをうちの子から聞いて私、ほんとうんざりしてしまいました。まあなんとなく、「言いたい気持ち」はわかるんだけどね。そこまでって感じ。ところが、これも問屋さんが卸してくれなかったのです。体育の授業で縄跳びが始まるとみんな一斉に練習を始めます(何項目か、授業の課題もあったし)。

 

 そうなると上手くなる児童さんはメキメキうまくなるんだよね、特に「女の子」とか。授業が始まって一か月もすると、U兵どんどんクラスの子に「二重跳びの回数」抜かれだした。「三重跳び」も面白いぐらいの跳べる子も出てきた。こればっかりは練習だけではどうにもならない天性のものがあるようで、それは気の毒だと思う。

 

 2月に二回目の全校一斉「二重跳び」大会があって、どの学年も一回目(1月)とは比べ物にならないくらい多く跳ぶ児童が出てきた。もはや、U兵一番じゃない。ここでU兵お得意の例の手、「引っ掛かったけど引っ掛かってない」とウソをついて跳び続けたけたが、だんだん周りの人数が少なくなってくると、審判先生の目につくようになる。

 

 さすがに3回目に引っ掛かったとき「U兵くん、アウトぉ~」。それでも同じ学年でノーミスで跳び続けている子が10人以上いたらしい(うちの子から聞きました)。しかもこの時、U兵母が「とーぜん、うちのU兵ちゃんが一番」と思って見学にきてたそうだ。気が付いたらいなくなってたけどー(他のお母さんがおっしゃってました)。

 

 そこでU兵君、次回(3月、3回目)の捲土重来をはかり、艱難辛苦猛練習を再開すればー見直すんだけど。U兵がやったのは自分より「縄跳びが跳べない児童さん(同じクラス)」を見つけては、その児童さんらの「跳び方」をけなして自分がどれだけうまいかということ(その児童さんらと比べて)を誇示する・・・そんなことばかり。

 

 とうとう、何人かの児童さんが先生に「U兵君がイジワル」と訴えて、U兵君先生に注意されてしまったようだ。ここまで聞いて、私思うんだけど「U兵君、一体何のために『縄跳び』一生懸命練習していたんだろうか?」って。「自慢や誇示がしたかっつたから?」。結果を見る限り、「そうだ」と思われても仕方がない。

 

 U兵の場合、特に「一番」「自慢」という気持ちが、他の児童さんよりも強いように思える。それはそれで『良い方向』にむけばいいことなんだと思う。自分を高めるモチベーションにもなるしね。そこらへんは、親が見てて注意してやらなければ、子供は気が付かない。一緒になって自慢してたら✖だよね、ー子供も親の背中見て育つからね。

 

 まあ、U兵親子を見てて(実際に接している時期もありました)、自分自身のことを考えさせられました。私自身も子供の「徒競走」にかなり熱を上げてる時期があって、「一番になれ」「〇〇君にまけるな」なんてハッパかけてましたからー。まあ、人それぞれだし、あまり批判めいたことは言いなくないけど、、、疲れる親子でした。