長女の高校受験、担任先生から「冒険者」と云われた（１）
みなさん、こんばんわ。
いよいよ季節は晩秋へ、「おこた」が恋しい時期になってきましたね。
ダンナが講師をしている塾は、どちらかと云えば授業についていけない生徒さんたちがやってくる補習塾なのですがー。やはり、三年生が部活を引退する夏休みからは進学塾の様相を呈してきます。なので、春先から夏にかけて暇だったダンナもちょこちょこと引っ張り出されるようになります。
ダンナは、自分の担当する授業のコマをある曜日に限っていて、その曜日しか出勤（？）しないのですが（ワガママ）、夏休みになると受験生（高校進学）の集中講義の授業を入れられたり、出勤日でない曜日にも塾から電話がかかって来て急遽出勤なんてこともざらにあります。秋以降も（3月まで）本来出勤日でない日にも授業の応援依頼が入ったりします。
うちの長女も中学3年の夏の総体まで部活動やってて、三年の夏休みから受験勉強を始めました。自慢じゃあないですが、それまで学校の勉強をまともにしたことがありませんーでした。定期テストはほとんどが一夜漬けで、授業ノートをさらっと見るだけ。まあ、国語と社会がわりと得意だったので、五教科の合計でー中の下か、下の上が学年内での彼女の定位置。
最初のころの記事「長女の部屋」でも書きましたが、テスト期間中はもっぱら部屋の掃除と、以前買ったマンガの読み直しーテスト期間になると、普段面白くもなんともないマンガがとてつもなーく面白くなる（これは私も経験がある！）。なわけだから、受験勉強を始めようとした途端、部屋の掃除を念入りにはじめるわー、昔かったマンガを読みだすわー、出てきたポケモ〇ゲームを最初からやりだすわーで夏休みの間、受験勉強は何も進まなかった。
夏休みの宿題ですら、休みが終わった週の土日に答えを丸写しする始末。本人に言わせるとー「未だ、半年も先じゃない（半年もあるじゃない）」その流れで9月もダラダラと過ごし、気が付けばもう10月も半ば。さすがの私も心配になり「あんた、受験勉強やってるの？」と。長女「そろそろ、やろうとしてたのに！そういう風に云われると、やる気なくなっちゃうのよねぇ」と、さも小うるさそうに口答え。でもまあ、それをきっかけに何とか机に向かいだした。
－まではよかったのだが、一週間も経たないうちにギブアップ（は、早すぎる💦）
その夜、べそをかきながら「おかあさん（消え入るような声）、数学と英語の問題が、何書いてあるか全然わからない～。どうしようぅ(´;ω;｀)」。何でも学校推薦の公立高校受験用の問題集をやってみたのだがのっけからつまづいて、立ち上がれない。というか問題が分からないなんて、解答の正誤判定する以前のもんだい。
すぐにダンナと相談して塾に行かすことにしたのだが、聞いてみると理科の化学、物理分野も全く歯が立たない状況。でも変、一学期末の三者面談の時、担任先生ニコニコしながら、成績表渡してくれて「この調子で頑張ってください」と。「どうゆうこと？」「あぁ~、もしかしたらアンタ志望校を変更して、レベル（難易度・偏差値）上げた～？」。
やっぱりそうだった。親しい友達三人が志望校を変更したので、私（長女）もその三人と同じ高校へ行きたいと！ で聞いていみると、その三人はレベル的にその学校が一番ふさわしいと学校（担任）から言われての変更。つまり、学力的に問題なし。「あんたはどうなのよ？」と、訊くと。「この件で先生が『お母さんと話したい』って」「な、なんと、お呼び出しかよー」それでなくても私、人と話すの苦手なのに。
長男の時は、全く無理をせずー学校が紹介してくれた公立高校（一応普通科・進学校）を受験して合格したので、長女もそのつもりでいたのにィィ。「そんなら、もっと早くから勉強始めときなさいよね。もう、11月も半ばじゃないの（ちょうど今頃の時期でした）。今から間に合うの？」とブツブツ文句言いながら、長女と二人、担任先生に会いに。
担任先生、いろいろと言葉を尽くして長女に翻意するように説得してくれましたが、
「どうしても嫌！△さんたちと◇◇高校へ行きたい！！」と。先生も最後は困り果てて、すべり止めの私立高校が受かればという条件で長女の志望校の変更を認めてくれました。でもすべり止めの志望校は変更してないので、多分これは受かるんだよね。
最後にもう一度「今の（長女の）実力じゃあ、◇◇高校はかなり難しんですよね？」と訊いてみた。担任先生大きく頷きながら「今の実力なら、レベルを二段階上げることになります。これはもう挑戦者（チャレンジャー）ではなくて、冒険者（アドベンチャラー）です。お母さん」。ええーっ、長女インデ〇ジョーンズになっちゃうの？
この時点で私、長女の私立高校行（すべり止め）を確信。
つづきます。
