行方不明になった不思議ちゃんの話(1)
みなさん、こんにちは。
9月になりましたね。しばらくは残暑が続くのでしょうか?
以前、不思議ちゃんこと”Iさん”の記事を書きました(”不思議ちゃんの不思議体験のはなし”をご参照ください)。再び、不思議ちゃんの登場です、今回は霊的な現象(かなしばり)は出てきません、ーご安心ください。ただ少し下ネタかも(苦手な方はパスしてください)。
さて、ガッコ―二年生の前期試験の時、
私 友達の下宿におジャマして泊りがけで専門科目の試験勉強してました。二人そろえば文殊の知恵じゃあないけれど、お互いに授業で聞き逃したポイントがカバーできると、期待してたのですがー、二人とも授業に出席してたわりにはノートが抜けすぎてて、勉強が全く進みません。
このままでは”試験ヤバピー”になるので、不思議ちゃんを呼んで、足りない部分教えてもらうことにした。不思議ちゃんすごい秀才で、記憶力とノートはパーペキです。私とはあまり親しくなかったけど、友達がまあまあ仲良しだったので電話して呼び出した。不思議ちゃん「ちょうど暇だったから、ノート持って直ぐ行く」と。
さすが不思議ちゃん、試験期間中といえど『余裕のよっちゃん』です。時間は夜の10時ごろでした。友達の下宿(女子学生専用のアパート)街中で、しかも表通りから入ったすぐのところにあったので、この時間帯なら明るくて人通りも多く、女子大生が一人でも来てもまあ安全です。
ところが、待てど暮らせど不思議ちゃんがやってこない。不思議ちゃんの下宿からだと、例の自転車(ライト点かない)に乗って、10分もあれば余裕で着くはずー。で、一時間経ったけど来ないのでけど、二人で不思議ちゃんを迎えに行くことにした。表通りに出て、不思議ちゃんの下宿に向かって歩いていたら、ちょうど向こうから不思議ちゃん、自転車こいでやってきた。
「ごめん、ごめん。出かけに電話かかって来て、久しぶりだったので話し込んでた」とのこと。友達が何気に「だれ?」って訊いたら、不思議ちゃん少し躊躇して「う~ん、彼かな」と。「えーっつ! 不思議ちゃん、彼いるの?」と、友達びっくり。不思議ちゃん「うん、普通にいるよ」と頷く。友達「この子(私の方さして)に彼がいるくらいスゴイ」と。私「ほっといてくれ!」。
それから、友達のアパートの戻ったんだけど、試験勉強そっちのけで、不思議ちゃんの彼氏の話になった。もちろん、友達が主導なんだけどね。なんでも、(不思議ちゃんの彼氏)不思議ちゃんと同郷で同じ高校卒の一歳年上。で大学は、な、なんと、天下のW大学の教〇学部、将来は先生になるんだとか。で、不思議ちゃんも彼氏の影響で教職を目指しているそう。
友達、不思議ちゃんの彼氏に興味津々。いろいろ訊ねる、訊ねる。
友達「ねえ、こないだ会ったのいつ?」
不思議ちゃん「う~と、春休みに家帰った時かな?」
友達「ねえ、彼氏ってどんな人?。会ったら、いつも何してんの?」
不思議ちゃん「えーとね。いろんなおもちゃ買ってきて、それを使って私を喜ばせることに熱中しているというか、夢中になってるというか、そんな人。うふふ」
友達・私「はあ?」
私「そ、それって子供のおもちゃのことだよねぇ?」おずおずと。
不思議ちゃん「ううん、子供も大人も両方のおもちゃだよ」あっけらかんと。
友達・私「・・・・・・」
不思議ちゃん「私の彼って、変態だよ」きっぱりと。
友達・私「はあ、、、(そうみたいですね)」
不思議ちゃん「彼ねぇ、おもちゃ使って私をいかせることに無上の喜びを感じてるんだってー」少し照れながら。私と友達、完全に言葉失ってしまった。
それで、不思議ちゃんが逆に私の彼氏(ダンナ)について訊ねてきた。
不思議ちゃん、私(マニア好み、私も他人からみたら変)の彼氏と云うことで興味を持ったよう。いろいろと聞いた後で、一言「面白そう」と。それでー「ねえ、結婚式に
私(不思議ちゃん)を招待してくれない。あなたたちのこと是非見届けたい」だと。
私 結婚式やらなかったので、お祝い&お別れパーティーに不思議ちゃんに来てもらった。
その後、やっとのこと試験勉強へ。不思議ちゃん、人替わりがしたように真面目になって、試験に出そうなとこいろいろと教えてくれた。「どうして試験にでそうだって、わかるの?」って訊いたら、「だって、授業中に先生が言ってたじゃない」だって。
はい、はい、私たち授業あんまり聞いてません。
なんか、そのあとで不思議ちゃんの郷里のことで盛り上がって、試験終わって夏休みになったら 不思議ちゃんの家に遊びに行く約束ができていた。
つづきます。