専業主婦の徒然ぐさ

中学時代からン十年書き溜めた日記と画像を見ながら書いています

タイのコンドーミニアムの話(1)

 みなさん、こんにちは。

今日は全国的に天気が良かったのでしょうか?陽射しがとても眩しく感じられた今日一日でした。

 

 以前、タイに単身赴任したダンナに会いに行った記事(”シンガポールの御婦人とインドの方”を参照ください)を書きました。その時おとずれたワットアルン(暁の寺院、”ー下りられなくなった私”を参照ください)の画像を投稿しました。今回は、すこし気味の悪い話なので苦手な方はスルーしてください。

 

 ダンナはある工業団地のコンドーミニアム(以下コンドー)に住んでました。その工業団地はアメリカの通信大手AT&〇とその関連会社のために造られたものだったので、工業団地の入口にあるコンド―も米国から赴任する人たち用にアメリカ風に建築されており、その建物も米国にちなんだ名前が付けられていました。

 

 ダンナが勤める会社の工場はそこになかったのですが、コンド―がバンコクの中心地と会社の工場のほぼ中間地点にあって立地的な利便性から、会社の単身赴任者や独身の人がそのコンド―に住んでいました。その工業団地にはAT&〇に電子部品を供給する日本の企業もありました。

 

 コンド―の周辺にも米国風を意識した住宅街や、有名な通りの石畳に似せた小道がうまく調和するように造られていました。私もタイに行った際にはダンナの部屋に宿泊してました。とても広くて200㎡以上、バスルームとトイレが二つありました(ベランダも広くて気持ちいい)。

 

 とてもモダンでシックな造りだったので、よくタイのトレンディドラマの撮影が行われてました。タイに滞在中、夜帰ってきたらちょうどドラマの撮影が行われており、監督さんの依頼で私とダンナもエキストラーエントランスでもめてる主人公のカップルに挨拶して通り過ぎる日本人夫婦ーでドラマに出演しました。

 

 さて、本筋に戻ります。ダンナがそのコンド―に住んでたアメリカの方から聞いた話です。そのコンド―には二基のエレベーターがあり、エントランスから奥側(向かって右)がいわく(?)付きだったようです。コンド―は米国風に建てられているので、欧米人が忌み嫌う13という文字が部屋にも階もありません。

 

 コンド―は16階建てだったのですが、13階がありませんでした。つまりエレベーターのボタン表示板は縦二列、横八列で12階の次が14階です(私も見ました)。その表示板について、13日の金曜日、夜中の13時(午前一時)きっかりに表示板の中央、11階と15階、12階と14階のボタンを✖直線で結んだ中点に13階の表示ボタンが出現するーと。

 

 そして、そのボタンを押すと、エレベーターは13階に止まり、そこで降りるとルシファーにより冥界に導かれる(降りなければセーフ)、話を聞かせてくれたアメリカの方(AT&〇の社員さんではありません)の知ってる人が二名そのコンド―で行方不明になっていたそうです。どうして、コンド―かと云うと。

 

 二人とも行方不明になってから(時期は別々です)、念のため1Fの防犯カメラの画像を確認したそうです。そしたら、二人とも夜中の1時ごろエレベーターに乗るところが映っていて、下りるところが映っていなかったそうです。で、後で調べたらそのどちらとも13日の金曜日だったと。その監視カメラの映像が、二人の最後の姿だった?

 

 それ以降、二人を見たものはいないということです。実は他に13の表示ボタンの目撃者がいて(その人は、13のボタンを押さなかった)、その人から(?)上記の話(ルシファーが冥界に導く)が広がったそうです。そして、その話をしてくれたアメリカの人がダンナに「もし、万が一、13表示ボタンをみても絶対に押すな」と。

 

 この件(行方不明)で、タイの地元警察も来たんだよと聞かされたけど、ダンナは、ジョークかと思って気にしなかったそうです。が、、、

 

 同じコンド―にダンナの同僚でRさんという方がいて、休みの日にダンナの部屋で世間話をしてたそうです。そしたら、急にRさんが「前回酔っぱらって夜中にコンド―に帰った時、奥のエレベーターに乗ったら、なぜか13の表示ボタンがあった」と。Rさんは9階に部屋があるので、9のボタンを押して9階でおりそうです。

 

 Rさん「次の日に見たら、13のボタンがなかったので酔っぱらって見間違えたのかな」と。ダンナが笑いながら、「その話、アメリカ人の〇〇さんから聞いたでしょ?」

と。そしたらRさん、マジ「えっ、何の話?」と。で調べてみたら、その日が13日の金曜日でエレベーターに乗ったのも午前一時ごろ。Rさん「かんべんしてよー」と。

 

                               つづきます。