専業主婦の徒然ぐさ

中学時代からン十年書き溜めた日記と画像を見ながら書いています

「あんた、これ素やがな。」 ブリスベーンにて

 みなさん、こんばんわ。
 土曜日ですね。 

 先日、長女から父の日のプレゼントが届きました。北海道産お菓子の詰め合わせだったのでほとんど私と子供たちで食べました。長女それ聞いて「おとうさんにもあげてよ~」。長男からは何も届きません(いつものことです)。今度来るときも半額「ショートケーキ」だと思います。
 
 私は、父と義父にパジャマを送りました。みなさんは如何でしょうか?

 長男が中学生の時です。夏休みにオーストラリアのケアンズに行くことになりました。円高の影響でしょうか?夏に北海道や沖縄行って遊ぶより、オーストラリア行く方が安かったんです。オーストラリアがオフシーズンということもありました。

 そこでちょっと面白いことがありました。今でも、長女とその話をして盛り上がります。大したことないかもしれませんが、お付き合いください。

 そのころダンナは海外の仕事がメインになってました。二度ほどの海外駐在や多くの海外出張を経験して、海外旅行は手慣れたものです。私も何度かダンナが長期出張で出かけている国へダンナを追いかけて遊びに行きました(また、紹介します)。

 グレートバリアリーフを観ようということでケアンズにしました。飛行機で日本からは約8時間。座席のピッチが広いのでカンガルーさんマークのクヮンタスで行くことに(オーストラリアの人は大柄なのでエコノミーでも日本人がすわればゆったりとしていました)。

 直行便が取れなかったので行きはブリスベーン経由、帰りはシドニー経由に。出発は8月10日の夜、次の日朝7時過ぎにブリスベーン着。そこから国内線を乗り継いでケアンズへ。

 夜の空港ビルはとても室内と思えないくらいスゴイ暑さと湿気でした。飛行場に面した分厚い窓カラスのそばを通ると、焼けた滑走路や外気の暑さが伝わってくるくらい。何日か続いた猛暑と熱帯夜のせいだと思います。機材の調整で出発時間が一時間以上遅れました。その間蒸し風呂のような待合室で、他のお客さんと一緒に私ら家族もうんざり。ほとんどエアコンが効いていない?。

 やっと搭乗案内があり、チェックイン・カウンターを通って機内へ、流石に機内は空港内ほどではありませんが、ここもあまりエアコンがきいていないようでした。
飛び上がるとそうでもなかったです。私と子供は機内食を食べると直ぐに寝てしまいましたが、ダンナはずっと映画を見ていたようです。

 現地時間朝8時ごろにブリスベーン空港に到着、国内線が離れているためバスで移動とのこと。飛行機がとまりブリッジが繋がれて、扉から近い席から降機が始まりました。機内からブリッジに出ると流石に寒い。しかもつないだ部分から外気が侵入してました。アナウンスによると気温は12℃。一気にうだるような夏から冬です。
日本からなので、ほどんどの人が真夏の格好。

 ブリッジの中をあるいていると、前を歩いてるおじさんが大阪弁で奥さんらしき人(奥さんです)に向かって、「うわーごっつい寒いやんか、冷房効きすぎてるで」
と大きな声で話しかけました。私らも含めて周りの人も「この人勘違いしてる」と。

 おじさん お構いなしに話を続けます。「こら、いかんでこんな冷房効いてたら、風邪ひくで。」で。前を歩いている年頃の(おじさんの)娘さんふたりに「お姉ちゃんら、大丈夫か。寒ないか?」と。娘さん「もう、お父さん恥ずかしいからやめて」というと、二人でさっさと行ってしまいました。おじさん娘さんにむかって「どうしたんや?係員さんに言うて冷房きってもらわなあかんで。」すると、たまりかねた奥さんが「もう、アンタ何いうてんのや、これが素やで。」と。おじさん「お前こそ何言うてんのや、これが素なわけあるか~い」と。

 この後いろいろあったのですが、これが一番の印象に残っています。